No.174
日記,
十二国記の「丕緒の鳥」を読み終えました。

これには4つの短編が収録されていて、それぞれ立場の違う主人公が出てきます。ただ、どの話も決して明るくありませんでした。
中には情景描写と主人公の置かれている状況の辛さが結構伝わってきて、読むのしんどい話もあったけれど、ほとんどラストで救いがあります。
その中でやや後味悪いのは2つ目かな。主人公の男性が責任ある立場で雁字搦めになってるのが辛い。あの悪党も最後まで救えない奴だったわけで…。

個人的に好きな話は、表題作の丕緒の鳥と青条の蘭です。
どっちも主人公の置かれている状況とかしんどいんだけど、前者は陶鵲の描写が美しいし、ラストは陽子のことが示唆されていて、おおー!ってなりました。

後者は最後までハラハラしながら読みました。病気の木を救うため、主人公は雪に吹雪かれながら懸命に前に進むんだけど、色々と壁が立ちはだかるんですね。
途中で出会う人たちの温かさと終盤のリレー形式が、なかなか熱くて目頭が熱くなりました。ラストでは主人公たちが報われたんだなって思えて良かったです。

4つ目の話は、主人公の蓮花が理不尽な目に遭って家族も友達も失ってしまうけれど、新しい場所で少しずつ立ち直っていくのが良かったです。生き抜く強さを感じられました。

#読書

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