浅田次郎の「憑神」を読み終えました。
この作者の小説は初めてだったんだけど、個人的に文章も読みやすくて内容も面白かったです。登場人物の台詞はこの時代特有の言い回しや小難しい言葉もあったけど、なるほどそんな感じかって読んでいました。
主人公の彦四郎は御徒士と呼ばれる武士なんだけど真面目なのに不運というか、序盤から家族や周りのことで踏んだり蹴ったりという印象で。
ある日うっかり拝んだ祠が曲者で、貧乏神から死神まで次から次へと問題が転がり込んでくるんだけど。七転八起というか、どうにかその神々や周囲と折り合いをつけていくんだけども。
貧乏神や疫病神は神様だけど結構人間味があって、彦四郎たちとのやり取りにはほっこりしたり面白おかしかったりしました。
あと、終始兄が情けない感じだなって印象。弟の彦四郎が重んじていることをないがしろにしているというか、先祖代々受け継いできた刀の手入れを怠ったり…。
こっちも話の流れでひどい目に遭ってるけど、終盤の市太郎のくだりは男気見せたなって。
神様の中では死神が一番厄介で苦戦した感じだけど、最終的には心を通わせているのがよかったし、彦四郎も散々悩んだ末宿替えしなかったのよかったなと思えます。しかし薄暗い中で手毬唄はなかなか不気味なのでは。
それで、茶店の店主がちょいちょい出てきては、特に詮索もせず彦四郎たちの会話を聞いていたり、また気を利かせてお茶を出したり。時には助言したりするんだけど。
終盤近く、彦四郎が息子の市太郎ともめてたシーン。ここでこの店主は只者じゃないな?って思ったんですよ。それまで脇役として結構いい味出してるな~って印象でした。蕎麦屋の親爺や小文吾もそうだけども。
終盤で正体が明かされるんですが実は…ということでびっくり。
ラストは彦四郎が眩いんだけど、決別みたいなものを感じてほんのり寂しい感じもしました。前半はコメディチック、後半はややシリアスでしんみり。面白かったです。
仇花のくだりや彦四郎の台詞など結構良かったです。浅田次郎の時代小説、他のも読んでみよう。
#読書
この作者の小説は初めてだったんだけど、個人的に文章も読みやすくて内容も面白かったです。登場人物の台詞はこの時代特有の言い回しや小難しい言葉もあったけど、なるほどそんな感じかって読んでいました。
主人公の彦四郎は御徒士と呼ばれる武士なんだけど真面目なのに不運というか、序盤から家族や周りのことで踏んだり蹴ったりという印象で。
ある日うっかり拝んだ祠が曲者で、貧乏神から死神まで次から次へと問題が転がり込んでくるんだけど。七転八起というか、どうにかその神々や周囲と折り合いをつけていくんだけども。
貧乏神や疫病神は神様だけど結構人間味があって、彦四郎たちとのやり取りにはほっこりしたり面白おかしかったりしました。
あと、終始兄が情けない感じだなって印象。弟の彦四郎が重んじていることをないがしろにしているというか、先祖代々受け継いできた刀の手入れを怠ったり…。
こっちも話の流れでひどい目に遭ってるけど、終盤の市太郎のくだりは男気見せたなって。
神様の中では死神が一番厄介で苦戦した感じだけど、最終的には心を通わせているのがよかったし、彦四郎も散々悩んだ末宿替えしなかったのよかったなと思えます。しかし薄暗い中で手毬唄はなかなか不気味なのでは。
それで、茶店の店主がちょいちょい出てきては、特に詮索もせず彦四郎たちの会話を聞いていたり、また気を利かせてお茶を出したり。時には助言したりするんだけど。
終盤近く、彦四郎が息子の市太郎ともめてたシーン。ここでこの店主は只者じゃないな?って思ったんですよ。それまで脇役として結構いい味出してるな~って印象でした。蕎麦屋の親爺や小文吾もそうだけども。
終盤で正体が明かされるんですが実は…ということでびっくり。
ラストは彦四郎が眩いんだけど、決別みたいなものを感じてほんのり寂しい感じもしました。前半はコメディチック、後半はややシリアスでしんみり。面白かったです。
仇花のくだりや彦四郎の台詞など結構良かったです。浅田次郎の時代小説、他のも読んでみよう。
#読書