No.589
京極夏彦の「魍魎の匣」を読み終わりました。
いや~面白かった! 中盤~終盤の展開は先が気になってハラハラドキドキした。箱館の正体とか加菜子のこととか諸々ぞっとした。
終盤のラスボスに対する京極堂とか、作中の謎の解明はいいね。カタルシスがいい。同時に読んでいて落ち込んだり(主に加菜子関連)、漢字の海や文章量による疲労感もあるけども。

※感想はあとで

寺田に救いがあってよかったです。頼子の母も不幸で、関口と榎木津が家に伺ったときは大変な場面だったけど…。
ラスボスは、肉体を捨て、愛する相手と精神で結ばれようと思ったとかかな。考えが常人ではないので、ニュアンス的にはそういうあれなんだ。これは作中のネタバレなので、名前は伏せます。


結局、作中で幸せになったのは誰だろう? と言えば、雨宮が思い浮かぶわけです。
ラストのとあるキャラの証言で、雨宮は生きていた。そんな遠くまで行って、なかなかガッツのある男だ。しかし、加菜子は…。そういう意味ではぞっとした。もはや正気なんてなくなったんだな。
幸せになることは簡単だ。人間を辞めてしまえばいい。
だいたいこんな感じだけど、ラストの京極堂の台詞が、何とも言えないですね。

ちなみに、加菜子と陽子の母・絹子の短編があるようです。内容は穏やかではないようですが…。
今作で強い印象を残した久保が関係してくるという、京極夏彦の別作品「ルー=ガルー」も気になったので、読んでみたいなと思います。

先日、次巻にあたる「狂骨の夢」買ったので、またどこかで読みます。

#読書

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